パンは危険!

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 週刊誌で『パンは危険』という記事がありました。グルテンが体に悪く、お菓子などに使う薄力粉、うどんなどに使う中力粉より、グルテンが多い強力粉を使っているパンが一番体に悪い。副腎が弱っていき、体に炎症を起こし、糖尿病、さらには脳梗塞を引き起こすという内容でした。

 この記事に対して知り合いから意見を求められました。皆さんに知ってもらいたい内容なのでシェアします。イタリア人にとってパンは体に悪いというのは、日本人に米が悪いというのと同じです。


❝『パンは体に悪い。糖尿病を引き起こし、脳梗塞など様々な病気を引き起こす。』このフレーズは正確ではない。人類、特に西洋においてパンを食べても体に何も悪い影響を及ぼさないことは歴史が証明している。

昔のパンは戦前まで、
①自然栽培
②古代麦(ミネラル豊富、グルテン少ない)
③石臼製粉
④精製なし(全粒粉)
⑤天然酵母で自然発酵(長時間発酵)
⑥薪窯で焼く

 もともと、少ないグルテンを長時間発酵させることにより、体が消化できるようになる。全粒粉で食べることにより、糖分プラス栄養プラス食物繊維を一緒に取るので血糖値の上昇が少ない。このパンは何千年もの間、誰にも問題を起こさなかった。

今のパンは戦後より、
①農薬、科学肥料栽培
②現代の麦(栄養少ない、グルテン多い、戦前はイタリアだけで260種類以上の土着の麦あり)
③機械による製粉(高温で栄養飛ぶ、酸化が始まる)
④精製しすぎ(白い粉、糖分の塊)
⑤イースト菌発酵(短時間発酵)
⑥電気、ガス窯で焼く

 さらに今の日本のパンは添加物だらけ、マーガリン(トランス脂肪酸)、砂糖が入っているので、最
悪。もちろん、このパンを食べれば血糖値も上がり、体に炎症も起こす。食べていけないのは今のパン。昔のパンを食べるなら問題がないが、農薬まみれの小麦をわざわざ輸入して食べるより、日本の余っている米を食べたほうが環境にも体にもいいでしょう。
 しかし、米も油断していると欧米の小麦問題(麦アレルギー、麦を食べることによる不調)のように
子、孫に蓄積していき、いずれ米アレルギーなどの問題が出てくると思われる。今の品種はデンプンが多く、白米で食べれば糖分の塊。血糖値も上がり、体に炎を起こす。糖尿病にもなるし、その他の病気も起こす。白米を大量に食べるインドで糖尿病の患者が多いのもうなずける。(もちろん、揚げ物、白砂糖の取りすぎも原因)
 今後、米を食べるのを促進するとともに米の安全性もあげる必要がある。
❞ 

 ここにある純粋な昔のパンを食べることは今の日本では難しいと思います。我が家では石臼、全粒粉、天然酵母自然発酵のパンを食べています。米は発酵玄米です。発酵することにより、農薬、グルテン、多デンプンの弊害が抑えられます。人によって違うので、できることから始めましょう。

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